ヤドクガエルの飼育日誌 vol.02 [1999年1月5日〜2月19日]




イオナンタの蕾。


イオナンタの花。

1月5日(火)
 1999年の幕開けである。我が研究室も家計は火の車であるが、いろいろと幸先の良いことが起こった。
 これは気分的にはなかなかいいもので、趣味をやっている醍醐味はまさにここにあるのだと痛感させられるほどであった。
 それは他人から見れば些細なことがその人にとっては心の支えになるとかそう言ったもので、本当にとても小さなことなのだが、私にとっては嬉しいことなのである。
 何をもったいつけているのかと笑われそうだからさっさと書くと、去年の暮れにセットしたビバリウム内でイオナンタという草の花が咲いたことと、これまた去年の暮れにであるが、雄だろうと思い込んで買ったD.ventri.の個体が本当に雄だったこと、そしてその雄によってD.ventri.が産卵したこと。
 さて、この調子で行ってくれると良いのだが……。




花が咲く時には葉が朱色に染まる。

●ケージサイズ:90cm×45cm×45cm
 このビバリウムには相変わらず蛙は入っていない。理由は色々あるのだが、まず一番は「扉のアクリルが反っている」ということなのだ。
 これは改造計画当初から予想はしていたのだが、まさかこんな早くから……と思うほどの誤算であった。今のままでは怖くてヤドクを入れられないのである。近いうちに扉部をガラスに替えようと思っているのだが、はたしてそれもいつになるやら。
 そんな理由で蛙の入っていないビバリウムなのだが、植物の調子はおおむね良好で、さきにも書いた通りイオナンタの花が咲き、クリプタンサスは新芽をガンガン伸ばしている。蛙を入れてからもこんな調子で行ってくれることを祈るばかりである。
 1月2日に産卵したD.ventri.の卵を現在このビバリウムで管理しているのだが、これができるのも蛙がいなかったお陰と言えばお陰であるから、ぐずぐずしていても時に巡り合わせに救われるものなのだと思ったりなんかしている。




ウンコ見つめながらウンコするレウコ。

●ケージサイズ:60cm×36cm×30cm(+20cm)
 D.leuco.とD.aura.のいるこのビバリウムであるが、観察しているあいだはほとんどD.aura.を見かけない。研究室に入った瞬間その姿を「チラっ」と見かけるだけで、あとはずっとどこかに隠れているのである。
 そのD.aura.の隠れているシェルターの一つは覗くことができる位置にあるのだが、なぜかその中にいつも2匹で入っている個体がいるのだ。「まさか、ペアに?!」なんてまた都合の良いことを考えてしまうのだが、この狭いビバリウム内で隠れるところがなくて仕方なく2匹で隠れている、なんて考えるよりは、ペアかもと考える方が自然な気はする。とはいえ、鳴いてもいないし求愛行動らしきものもみられないので、確信を持っているわけではない。
 D.leuco.の方は、やたら客の受けが良かったのが面白かった。年始の集まりで親戚が我が研究室を大挙して訪れたのだが、その騒ぎにもD.leuco.は決して怯まず愛くるしい動きで、騒ぎまくる親戚一同を魅了していた。彼らの功績によって私の立場も多少は良い方へ転がったかもしれないのだ。ここはひとまず、「ありがとうございました」と頭を下げておこうと思う。
 で、その彼らであるが、その肥り具合から全部雌なのでは?という疑念の声が衛生管理部長からあがっている。何度もことわるが、D.leuco.4匹は部長所有の蛙なのである。4匹全部雌だと思うのなら、明日にでも買い足してもらって私はかまわない……(笑)。




やはり、ファンをつけないと蒸れが激しい。

●ケージサイズ:45cm×30cm×28cm(+18cm)
 収容している蛙:D.auratus×2匹

 D.ventri.を別のビバリウムに分けたので、このビバリウムにはD.aura.2匹だけになってしまった。それが理由と言うわけではないが新年早々大幅にレイアウト変更を行った。
 トキタ式スーパーアタッチメントを装着したので、高さのあるレイアウトも可能になったのである。ただこれも一時的なもので、60cmのD.aura.が鶏冠さんに引き取られ次第、そちらに蛙を移して45cmの方は全改装するつもりである。




やっと産んだ!!。


卵は全部で6つあった。


ひとつひとつに切り離してゆく。


1つずつカップに入れてビバリウムで管理する。

●ケージサイズ:45cm×45cm×45cm
 収容している蛙:D.ventrimaculatus×3匹

 90cm水槽と同様の改造を施した45cm水槽でD.ventri.の飼育を開始した。年明け2日にビバリウムをセットし、そちらに3匹を移動したと言うわけである。
 移動前、年末に購入した個体が毎日のようにビバリウム内を探索しまくっていたので、これはやっぱり雄だろう、なんて言っていたのだが、まさか、まさかである。まさか、新しいビバリウムに移した当日から鳴き始め、その日に産卵するなんて、いったいどこのどんな楽天家に想像できるっていうのだろうか?!


今回産卵が行われたアナナス。

 そうなのである。産卵したのである。最初、雌ガエルが、まぁいうなれば欲求不満であったという理由もあるのだが、雄の鳴いているのにすぐさま気が付き、自分から気にいったアナナスの葉腋に誘ったのであるが、その際、雄の方は何度か雌の選んだ場所での産卵に挑戦したのだが、どうもうまく行かないらしく、結局雌を別なアナナスの葉腋に誘い直してそこで産卵したのである。その手腕たるや、そして雌のやる気たるや……。
 しかも驚いたことにはこの雄、案の定去年生まれた子ガエルも雌だったらしく、その子ガエルの方にも産卵するよう誘ったのである!!
 これは見ていて凄かった。同じアナナスの別々の葉腋に親娘雌ガエルを同時に誘い込み、代わるがわる産卵させようとする雄ガエル。


2匹はこのアナナスの周りにいることが多い。

 はぁ〜、羨ましいような、そんな目にあいたくないような。
 しかし、やはり若い雌ガエルは産卵するに至らず、結局生んだのは未亡人雌ガエルの方で、卵の数は6個であった。
 次の日も雄ガエルの頑張りが激しいのでそっとしておくことにし、翌々日卵を取り出すことにした。
 取り出した卵を見ると、なんとなく3つは駄目なように見える。うっすらと白く膜が被ってしまっているのである。しかしとりあえずそれぞれを分け、一つずつプラカップに入れて90cmのビバリウムで管理することにした。うまく発生してくれれば良いのだが。
 卵を取り出す際にビバリウムを散らかしてしまったためその日と翌日は静かであったが、雌の肥り具合、やる気度からいって定期的な産卵が行われるように思う。


この流木をハエが登っていくので、それを待ち構えている雄。

 前から思っていたことであるが、D.ventri.の雄雌の見分け方に、行動のしかたというのがあると思う。行動のしかたの特徴と言うのは、雄は絶対に納得がゆくまでビバリウムを探索するし、雌は、とにかくどこでもいいから隠れられるところに隠れる、と言うものだ。
 この違いはたとえばショップから持ち帰らないと分からない特徴なので、なかなか事前に判別できないのが玉に傷である。
 それともうひとつ考えている違いと言うのは、雄の柄である。今回の雄、そして岡田さんに貸していただいた雄、最初の雄とも、雌よりも柄が複雑だったり、私の考えるある法則に従っていたりするのだ。こちらは今回、もし卵がうまく育ったなら検証することもできるので、後々報告しようと思う。


雌よりも柄が複雑な気がするのは気のせいだろうか???。

 今回の雄ガエルは長くショップで売れ残っていたためにか、人影にそれほど敏感でない。求愛中に覗き込んでも、こちらをまったく無視して行為を続ける度胸の座りようだ。これは観察する上では大変やりやすい。
 そして、前回などではあまり感じられなかった事であるが、やはり雄は卵を守っているような気がする。今回のレイアウトは手前左右のコーナーから向かって右奥へ枝のような流木をクロスするように置き、その上にアナナスをおいている。そして、そのアナナスに産卵したのだが、雄はいつも流木のうえか卵のあるアナナスの側にいるのである。
 といっても、雌が近づいても追い払うような様子はなく、雌ガエルがよってくるならしめたものとばかり、卵がある両脇の葉腋に雌ガエルと娘ガエルを誘い込んだりしている。
 同一箇所に生ませたほうが、雄も見張りが楽と言うことなのだろうか? そこまで考えているとしたら、ちょっと、いや、かなり感服してしまうではないか。相手は体長2cmの蛙だと言うのに……。




順調に育ったのはこの2匹だけだった。しかし、オタマにはなったものの……。

1999年2月4日(木)
 年明けから幸先の良いスタートを切った我が研究室のヤドクガエル飼育であるが、幸運も尽き果てたのか不幸ばかりが続いている。
 まず案の定、3つの卵はすぐダメになってしまい、発生したうち1つが孵化に至らず、残る二つも孵化はしたもののオタマの状態で腐ってしまった。
 その後も、雄と雌がずっと一緒にいるので順調に産卵が続くかと思われたが、そんなに事が簡単に運ぶわけもなく、最悪なことには、一昨日、雌ガエルが死んでしまった。
 まったく予期できない死で、死骸を発見した時にも単にノビているだけだと思ってしまう程だった。
 飼育を始めたのがほぼ1年前。最初に買ったヤドクガエルのペアであり、繁殖の喜びも与えてくれた思い入れの深い個体だっただけにショックであった。
 ビバリウム内で蛙が死んだのは今回が初めてで、そのこととあわせてもかなりショックである。はっきりした原因は、まるでわからない。今は残された娘ガエルと雄ガエルの頑張りに期待するしかないだろう。




レウコとオーラタスとベントリのビバリウム。

●ケージサイズ:90cm×45cm×45cm
 収容している蛙:D.leucomelas×4匹

 栄養が足りないためにか、少々植物が枯れてきてしまった。このままでは良くないと思い、レウコを入れることにした。
 4匹のレウコは広くなったビバリウム環境に戸惑っているようだが、導入から4日目の今日になると居場所が大体決まってきたようである。
 またしても餌のハエが、サボりの為に切れてしまい、Wild Skyと爬虫類倶楽部で買ってくる羽目になった。爬虫類倶楽部ではLサイズのハエしか在庫がなく、試しに二瓶だけ買ってきたものである。
 このハエ、灰色のボディに濃いオレンジ色の目をしており、なかなかの存在感である。このサイズになるとさすがに指で潰すのがためらわれる。
 そして先日、ついにレウコの鳴き声を聞いた。なかなか美しく、デブった姿とは裏腹な控えめの声であった。
 我が研究室の天井には、奮発して買った「プロペラ付き電灯」が設置されているのだが、それのかすかな回転音かと聞き間違うような「ルルル……」という鳴き声で、姿さえ見えなければ小鳥が鳴いているかのようですらある。
 繁殖への期待は高まるが、しかし、鳴いているその瞬間の姿を見たわけではないので、どの個体が雄で、他のどの個体に向けて鳴いていたのかも分からないので、当然どの個体が雌なのかも分からない。
 しかしとりあえず鳴き始めたのだから、一歩前進と思い、ほくそ笑むことにした。
 夏に向けての「レウコ50匹上陸計画」の野望も、あながち的外れなものではなくなってくるかもしれない。




産卵が起こらない時、雄はビバリウム手前にあるこのアナナスを拠点として行動する。

●ケージサイズ:45cm×45cm×45cm
 収容している蛙:D.ventrimaculatus.×2匹

 前回の産卵後、雌ガエルは存命中、ほぼ毎日雄ガエルといっしょのアナナスに入っていた。産卵はしないものの、そのアツアツぶりはまさに期待大という感じであったのだが、結局産卵に至らぬまま、原因不明で雌ガエルが死んでしまった。
 しかし、悲しんでいるのは人間ばかりで、雄ガエルは残った雌ガエル(娘蛙)にのりかえ、同じ葉腋で暮らしている。
 やはり野生は逞しい……。こうなってみると子ガエルが雌であったのはまことに幸運であったと言うほかないだろう。
 1999年はペアがあらたに世代交代したわけだが、先代で得たノウハウが少しでも私の中に蓄積されているといいのだが……。
 とはいえ、すでに卵がオタマにならずに苦労&苦悩している現実があり、去年はあまりにも順調であったがために、オタマになるまでのノウハウなんて全く存在しないのだと痛感させられる次第である。



●ケージサイズ:45cm×30cm×28cm(+18cm)
 収容している蛙:D.auratus×4匹

 オーラタスはほとんど姿が見えない。
 お話にならないくらい姿が見えないのである。……さて、どうしたものか?
 姿を見るには、ビバリウムのとなりにある熱帯魚水槽のアングルにそっと身をひそめ、息を殺して数分から数十分待つしかない。しかもその間、ピクリとも動いてはならない。ヤツラは全身に温度センサーでも装備しているのではないか?と疑いたくなるほど、こちらの動きに敏感なのである。
 が、しかし、瀬山さんの巨大ビバリウムのオーラタス達は全くそんなことはないと言う。……やはり、ヤドクを飼育すると言うことは状況を飼うという感覚に近いのである。
 早急に60cmをリセットして、せめてそちらに移そうとも思うが、我が研究室も色々と事情を抱えていたりするので、なかなか思うようには行かないものなのである。




赤、緑、黄色、黒、そのコントラスト。

1999年2月19日(金)
 まったく、巡り合わせの悪いものである。
 先日、小さな声で鳴いていたレウコが、最近大声で鳴くようになってきた。研究室に入った瞬間、思わず何かのアラームでも鳴っているのかと思ってしまうほどの声だった。きょろきょろしてみても、我が研究室にアラームなどあるはずもなく、よくよく聴いてみるとレウコの声だったのである。う〜ん、いいぞぅ!!
 翌朝になってみると、以前からある個体が隠れ家にしていた流木の洞に、もう1匹が一緒になって入っていた。これはまさに、ペアになったのでは?! と思わせるアツアツぶりも見せてくれている。とはいえ、このレウコのいる90cm水槽のビバリウムは、植物の量の割にシェルターが少ないから、しょうがなく隠れているのかもしれない。しかし……。
 ……と、こういう状況に、いわばまぁ好転したレウコビバリウムであるが、より注意深く観察しなければならないこの時期に、またしてもにっくき某イトーヨーカドーの仕事が入ってきてしまったのである。この場で愚痴ってもしょうがないのだが、なんとか泊まり仕事などにならぬよう、頑張らなければならない。




蜜のように濃い色をしていたオレンジは次第に薄くなりつつある……。

●ケージサイズ:90cm×45cm×45cm
 収容している蛙:D.leucomelas×4匹

 前述のとおり、雄の鳴き声が良く聞かれるようになった。とはいえ、完全にどの個体が鳴いたのかは確認できていない。
 ペアになったと思われる2匹はいつも決まった流木の洞に入っている。見ていていつも狭そうだなぁ……と思っていたのだが、餌を食べに2匹ともがその洞から出払った際、指を突っ込んで調べてみると、これが結構、奥行き、幅ともに充分な広さがあり、まさに愛の巣にはもってこいかと思われた。しかし恐ろしいのは、その流木の洞の奥に産卵された場合の事である。それだけは、頼むからやめて欲しい。


ほっぺの黄色がチャーミングな雌(多分)。

 設置当初に、ビバリウムのアクセントとしてとても目立っていた、赤いSpots&Dotsが葉先から萎れてきてしまった。このままでは枯れてしまうだろう。ハチクラの店長は「紫外線を沢山あてないと枯れてしまう」と言っていたが、我が研究室のビバリウムでそれは望めるべくもなく、とりあえず蛍光灯の光が良く当たる場所に植えておいたのだが、どうやら駄目なようだ。
 株を別けてもらった元の株もハチクラから姿を消していた。売れたのか、それとも枯れてしまったのか、もしくは店長がどこかに隠し持っているのかは解らない。
 その他の植物は大体順調で、クリプタンサスも、プテリスも枯れる気配はない。水場をしくじったのでどうなることかと思ったが、ミクロソリウムは陸に植えても全然元気で、カラっカラに乾いてしまわない限り大丈夫なようだ。おなじく水草では、ピグミーアマゾンとクリプトが一回溶けてから水上葉を伸ばし、なかなかいい雰囲気を醸し出してくれている。雰囲気は「水のない水場」である。


この、レウコの斑とアナナスの斑のハモり具合が良い。

 チランジアも、まぁ、いまひとつ解らない面はあるものの概ね順調だと思われる。イオナンタは花が咲いた後枯れるなどと言われていたが、そういうこともなく、ほぼ現状維持。このビバリウム内で、一番乾燥していると思われる場所に植えた名も知らぬチランジアも見た目元気に見える。唯一駄目そうなのはウスネオイデスである。まぁ、ウスネオイデスに関しては、そもそも入れたのが間違いだったとビバリウム内での維持・育成を諦めているので、いずれ、枯れぬうちにビバリウムから取り出す予定である。




雄のアナナスに雌も入っている。

●ケージサイズ:45cm×45cm×45cm
 収容している蛙:D.ventrimaculatus.×2匹

 前回、死んでしまった雌と娘カエルの産んだ合計8個の卵はすべて駄目になってしまった。駄目になったというよりは、駄目にしてしまったと言った方が正しいのだ。バカな未来の私のために書いておくと、理由ははっきりしないが、卵を水に浸けてはいけないのだ。
 これは、もともと一般的にも言われているし、オーラタスの繁殖に成功されている、瀬山さんにも直接アドバイスいただいたのだが、なぜだか、ヤドクガエルの卵を水に浸けておくと良い結果が得られないのである。
 去年の産卵では、奇しくも卵を水に浸けないを実行していた私であったが、そんなことをコロリと忘れて合計14個のヴェントリの卵を無駄にしてしまったのである。はぁ〜、我ながらバカすぎて、出るのは溜め息ばかりだ。
 そもそも今回、なぜこんな間違いを起こしたのかと言えば、ヴェントリの卵は、必ずアナナスの葉腋に溜まった水の「中」に産んであるからなのだ。レウコや、オーラタスなどの地上棲種は、水の中には産まないらしいのだが、樹上棲種のヴェントリは、我が研究室では必ず水中に卵を産んでいるのである。その状況をそのままプラカップなどに移して、実行しようとして、卵を水に浸けてしまったと言うわけなのである。
 しかし、この謎は深く、そのままアナナスの葉腋にほっておくと、順調に発生が続いてオタマに孵化することもある。となると、一体何がいけないのか、ますます解らなくなるのである。
 自然下ではどうなのかも知らない人間としては手元にある材料で、妄想するしかないのだが、アナナスの葉が何か重要な役割を負っているのではないかと、私は思っている。
 とはいえ、それを研究することはできないし、たとえ研究できるだけのお金や、時間があったとしても、元からの頭脳がそれに追い付かないので、私にはどこかの誰かがそれを解明してくれるまで、一般的に言われていることを遂行するしか手がないのである。……それさえできていないから、今回のような失敗をするのであるが。


写真真ん中が雄の気に入っているアナナス。

 その後、ヴェントリはアツアツぶりも冷めてしまって、オスメス別々の場所で寝起きし、勝手気侭に暮らしているようだ。
 もともと雌のやる気が高かったのであまり鳴かない雄であったが、それが災いしてか、雌は雄に興味を失ったようである。ヘンなプライドは捨てて、雄には頑張ってもらいたいものである。




やはりムレている。

●ケージサイズ:45cm×30cm×28cm(+18cm)
 収容している蛙:D.auratus×4匹

 そろそろ60cmのビバリウムを改修して、オーラタスをそちらに移そうかと考えているのだが、60cmビバリウムで使用しているトキタ式スーパーアタッチメントの扉部が壊れてしまい、現在ビバリウムが使えなくなっているのである。
 それを直し、内部を造り直してオーラタスをそちらに移したいのであるが、まぁ、例の巡り合わせのお陰でこの先時間がなくなりそうなのである。
 それと更に、ハエのわきがまったく悪い。これも原因が解らないのであるが、最初にわいたハエが既に、使い古した培地からわいたハエのように小さく、数も少ない。これは困ったもので、我が研究室にいるヤドク全体の危機なのである。秘蔵の紙魚で、乗り切っている状態なのだが、ヴェントリは小さな紙魚しか食べることができないので、非常に餌やりに時間がかかってしまう。2日にいっぺん、「ひょい、パクっ!!」のベルツノの手軽さが恨めしい……。




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