ヘビの飼育日誌 vol.10 [1999年8月31日〜9月1日]



8月31日(火)
 先週の土曜日にピーチとたま子が活ピンクを食ってくれた。これで安心だ。
 最初、活を入れた瞬間には2匹とも怖がっているようだったが、そのままそっとしておくとやがて飲み始めたので、これで心配はかなり薄らいだと言う訳だ。
 さらに日曜の昼間にはカプアスからカリキンのクレイジー・フェイズを連れて帰ってきた。
 こいつはリアルエステイト社の「蛇の本」に載っている個体だ。しかし、少々痩せてしまっており頭でっかちになっている。オスかメスか解らなかったが、格安で譲ってもらえる事になったので迷わず購入に踏み切った。
 名前は、カプアスからとってカプチーに決めた。今度、雌雄判別をしてもらおうと思っているが、雄である事を祈るばかりだ。
 吐き癖が心配されたブイヨンであるが、前回給餌から1週間時間をあけたので今回は吐かないでいてくれそうである。早くなんとかピンクを飲めるようになってくれるといいのだが。



●ブイヨン(L.g.californiae)
 ブイヨンは一応吐かないで居てくれている。まだ、完全に消化→排泄していないので完全には言い切れないが、今回は多分大丈夫であろうと思う。
 見れば見るほどブイヨンは小さく、育っていないと痛感できる。
 大津さんのところではカリキンのベビーが次々と生まれているらしい。追い抜かれないように、頑張って育てなくては。



●カプチー(L.g.californiae)
 我が家で6番目のカリキンである。少々お店で飼い込まれた個体で、体長は60cmを超えていると思われる。
 白地の多さでこのクレイジーを選んだ訳であるが、実際この個体がオスであった時にたま子とかけたとして、どんな感じの子達が生まれてくるのかは謎である。特に私にはその経験がないので、謎の暗たる部分は大きいが、まぁ、それなりに白くて綺麗な個体が生まれるだろうと思っている(希望的観測)。
 このカプチーはとにかく痩せているので、太らせる事が最重要課題で、現在、食わせ過ぎないようにしながら最大限の餌を与えている。



●たま子(L.g.californiae)

たま子の横顔。

 たま子は活マウスを食ってくれた。ウレシイ。
 蛇が餌を食わないと、ホントにヘコむ。今回、活ピンクと一緒に冷凍ヤモリを買ってきて、他の冷凍餌とともに溶かして用意してあったのだが、必要が無くなってしまい、クランウェルツノガエルに与えてしまった。
 それぐらい食ってくれた事が嬉しかったのだ。
 活マウスを入れた瞬間はケージ内を動き回ってしまい、興奮がおさまらず「これはダメか?」と思わせたが、そのまま私がそっと部屋を出て、また戻ってくるとすでにマウスの上半身は飲み終っていた。
 人気が嫌だったのかも知れない。
 次の日からまたたま子の落着きは無くなり、ケージ内をぐるぐる動き回っている。もうちょっと落ち着いてくれると良いのだが、何が悪くて落着きがないのか、私には解らない。



●ノブ、ロッチー(L.p.knoblochi)
 購入当時よりだいぶしっかりしてきたように思う2匹であるが、今回の給餌(8/30)ではSピンクではなく、ピンクを与える事にした。
 結果は上々で、2匹ともなんの問題もなくあっさり飲んでくれた。給餌に関しては問題がない。
 観察しているとやはり、ノブよりもロッチーの方が床材に潜っている事が多く、最近ではノブの事ばかり見ている。
 そうしていると、そろそろやまちゃんへの思いも断ち切れた自分に気がついて、ちょっと罪悪感を感じたり、自己嫌悪に陥ったりする。



●マリオ♂ ピーチ♀(L.mexicana)

水入れの上のマリオ。

 たま子と同様、ピーチにも活ピンクを与えたところ、こちらも最初は怯えて食べようとはしなかった。やはり、人間を見ているようだ。蛇の目がどれほど見えてるか私は知らないが、「なにかデカいものがいる」と言う事には勘付いているようである。
 で、やはり私が部屋を出ているあいだに食らい付き、飲み込み始めていた。それを見た時の安堵、他ではなかなか味わえないものがある。
 マリオは私のつくったシェルターに丸くトグロを捲いて隠れている。思惑通りにいって「イシシ……」と笑いが漏れてしまう。
 私はご存じの通り気が早いので、すでにこの2匹のベビーが生まれた光景を思い浮かべては恍惚としている。早く大きくならないかなぁ……。



9月1日(水)
 早いものでもう9月になってしまった。
 1999年も残すところ4ヵ月だ。人間一人一人が勝手に持っている小さな定規ではなく、全人類が共通で使っている定規が節目を迎えるとなると、これはやはり興奮するものなんだろうか?
 私の回りでは案外みんな平和にしているが、世の中にはそうでもない人がいっぱいいる。それは戦争してたりとか、そんなふうに。
 きたる2000年に向けて、私は蛇とカエルと草のことと、蜘蛛やトカゲ、犬や食い物や、金の事ばかり考えている。
 こんなことでいいのか?と、思わないでもないが、まぁ、いいか。


 ブイヨンが昨日脱皮した。同時に排泄が行われ、ひとまず調子を取り戻してくれたようである。
 今後、継続的に給餌が成功すれば順調に成長してくれるだろう。ブイヨンに関しては吐いてはいたものの、食い気は満点だったので、そんなには心配していなかった。


 ノブとロッチーが最近やたらと赤い。脱皮から何日経ったのか憶えていないが、日によって結構色が違うものである。同じく、ピーチオレンジのマリオも地色のオレンジが濃い時と薄い時があり、濃い時は驚くぐらい美しいのだ。



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