タランチュラの飼育日誌 vol.13 [2000年3月13日〜3月24日]



写真はお腹がパンパンのメキシカンレッドニー。


3月13日(月)
 昨日、鶏冠さんの家からインディアンのお婿さんがやってきた。名前は「サウザー」。とても強そうな名前の持ち主である。
 この個体は鶏冠さんの秘蔵というか、とても大事な一頭で、雄になったこと事体かなりショックだったようだった。そのうえ、彼のタランチュラはここのところ雄づいてもいるので、よけいショックだったのだろう。
 そんな鶏冠さんから連絡があり、3月12日の日曜日に会うことになり、一緒にインディアンとメキシカンブロンドを連れてきてくれるということになった。
 インディアンの方は私のしまちゃんのところに婿入りし、メキシカンブロンドの方はうちのリサと違いを見比べるためであった。
 うちのリサについてはあれからも色々な憶測が飛び交い、最終的にもしかしたら別種かも知れないという疑惑まで持ち上がってきた。
 先日ワイルドスカイでこのメキシカンブロンドの輸入者である今井さんに偶然会い、その時に話を聞いたのだ。2箇所の輸入元から入れているので、もしかすると別種かも知れないと。
 そうして日曜日、鶏冠さんがもってきたメキシカンブロンドと我が家のリサを見比べてみる。
 すると確かに別種のようでもある。それに雄かも知れないという疑惑も捨てきれない。鶏冠さんの話だとメキシカンブロンドの属する仲間には似たようなのが沢山いるのだそうだ。
 結論としては「なんか違うね」というような結論にいたったと記憶しているがその後酒を飲んだので記憶があやふやである。
 そしてインディアンの方は私が用意しておいたケージに早速移し、飼育部屋に置いた。みれば、サウザーの方がしまちゃんより少し大きい。
 しまちゃんは多分メスだと思われるがこちらも確実ではない。どうせもう一度脱皮しないことにはペアリングできないので、次回脱皮の抜け殻を回収して、きちんと調べてみようと思う。当日、古い脱皮殻をアルコールで戻してポケットの有無を調べたのだが、今一確信が得られなかったのだ。
 ポエキロの繁殖では、雄が雌の存在を認識している必要があると鶏冠さんに教わったので、別々のプラケにはいったままの2匹を隣り合わせにお見合いさせてみた。当日と翌日は何となく意識しあっているように見えるが、さて……。これで近日中に雄がスペルマウェブを張るようなら、この作戦はなかなかに有効かも知れない。
 2匹のペアリングには、以前から計画だけはしていた「しまちゃんケージ」を現実のものにして使用しようと思っている。
 待望の雄を鶏冠さんから預かったのだから、性根を入れてやらなければ。






 順調に育っているゴクウ。

3月17日(金)
 しまちゃんの横においたサウザーがストーカー行為を始めた。どうも、しまちゃんの姿を見てひそかに興奮しているように見える。先日、シェルターの中にハンモック状の巣を張り、その上に突っ伏していたので、もしかしたらあれがスペルマハンモックと呼ばれるものなのかも知れない。このことを鶏冠さんに告げると、スペルマハンモックとして張られた巣はとても弱く、すぐに無くなってしまうだろうから、そうだったらそれの可能性は高い。ということだった。確かに、その巣自体はすぐに無くなってしまった。これは、しまちゃんがメスだと言うことを確定付けることになるのだろうか?




3月24日(金)
 実はちょっとまえからチリコモを飼い始めた。これは記録につけたような気がしていたのだが、忘れていたようだ。
 ハチクラで入荷したてのを衝動買いしたのが多分一月程前だと思われる。
 脱皮直後で綺麗なんだと言う話を聞いてきたのだが、一月経っても十分に綺麗である。名前はハチクラで買ったと言うところから「ハッちゃん」だ。
 ハッちゃんは結構大きく、体長で4cmぐらいはあると思われる。エサ食いも凄く良くて、飼っていて本当に面白い。


 一昨日の夜にウサンバラのうーさんが死んでしまった。ずっと調子が悪そうにしていたので心配してたのだが、突然巣から出てきてそのまま一晩で死んでしまった。巣から出てきた時にはもうあまり動けないような状況だった。
 身体を観察すると脚の毛が擦り切れてなくなり、膝小僧が黒くなっている。お腹も膨らんだままになっているし、長期的な脱皮不全だったのかも知れない。それにしても何が原因なのか私にはまるで分からない。
 あんなにカッチョイイ巣を作って私を楽しませてくれたうーさんの最期を見て、少しへこんだ。



巣からつつき出した。

 インディアンオーナメンタルのグリフが地中性になってしまった。新しいケージの土を掘り返してその中で暮らしている。これじゃまるでアースタイガーだ。



こちらも巣からつつき出した。お腹がずいぶん膨れている。

 グリーンボトルのゴクウも新しいケージに入れて以来、姿が見えない。シェルターの周りに土を盛り上げ姿を見せないようにしているのだ。

 レッドニーのイブも地中性になってしまい姿が見えない。どうもうちの連中は新しいケージに入れたらみな地中性になってしまったらしい。

 ブラジリアンレッドのジルジルが脱皮をした。脱皮後のジルジル、これがまたすばらしく美しい。この美しさはコストパフォーマンスで言えば最強に凄いものだろうと思う。
 今はまだ脱皮したてでエサを食べないが、本格的に食べはじめてお腹が膨れればかなり見ごたえのある個体になるだろう。


 レガリス・ブリーディング計画実行中であるしまちゃんとサウザーのペアは、顔見せも済んでいい感じに進んでいる。
 私が当てずっぽうで行った「プラケを横に置いてお互いの姿を見せる」と言う方法もあながち間違いではないらしく、ポエキロのブリーディング手段として有効なものだと言われている。
 2匹を見比べていると、スペルマハンモックらしきものを張ったと言うこともあり、サウザーの方がやる気があるらようだ。あとはしまちゃんの脱皮を待って同居ということになる。
 それまでにはブリーディング用ケージも完成させておかなくてはならない。



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