飼育日誌 vol.01 [1998年7月20日〜8月30日]




幼体のうちは白い模様が多少入ります。

7月20日(月・祝)
 今日、ハチクラでL.g.nigritus(メキシカン・ブラック・キングスネーク)を購入した。
 入荷したての個体で餌付き前だったのだが、「ブラキンは人気種ですぐ売れてしまうかも」 という鼈の化石さんの情報と、ハチクラの店員さんの「キングならすぐ食べますよ」という言 葉に背中を押され、購入&飼育に踏み切ったもの。
 ハチクラには2頭のブラキンがいたが、より落ち着いている個体を選んだ。体色が少々くすん でいるように見えるが、それは多分脱皮が近いためにだと判断した。脱皮間近でこの精神状態 なら扱いやすい個体だろうと踏んだのだ。
 帰路、ケージ用のプラケを買いに島忠ホームセンターに寄るが、いつも買っている蛇用プラケ が品切れであった。そのため、同じ製品を求めて地元の熱帯魚店&ペットショップを思い付く限 りまわり、望みは薄かったがデパートのペット用品売り場にまで足を伸ばした。だが、結局どこ にも売っていなかった。
 めぼしい場所はさんざん巡り倒し、長時間の探索ドライブで疲れ果てた私と衛生管理部長は、 目の前にある小さなホームセンターにふと気がついた。しかし、こんなマイナーな店に……と 思いながら、諦めムードで立ち寄った長崎屋ホームセンターでそれが発見できるとは!!
 探し物は探すのをやめた頃見つかるものなのだと再確認した次第である。
 他の蛇同様に十姉妹の巣箱にウッドシェイブを入れてハイドボックスとし、小さな丸いタッ パーの蓋に穴を開けて水入れにした。その二つを、やっと見つけたプラケにセットし、長旅に付 き合わせてしまったブラキンをそこに移した。
 夜になると、ハイドボックス内に隠れたようなので、一応反応を見るだけでもと思いピンク を与えてみた。
 夕方頃にはかなり餌を欲しそうにケージ内をうろついていたように見えたのだが、ハイドボ ックスに入って落ち着いたようで、出てきてまでは食べないように思えた。
 しかし、ブラキン用に解凍したピンクをハイドボックスの入り口に置きっぱなしにして、他 の蛇達に給餌していたらいつのまにかピンクを食ったようだった。ハイドボックスの中から気 配が感じられたので、もう1匹ピンクを差し出すと、今度はハイドボックスから顔を出して食ら い付いてきた。
 餌付けについてはこれで一安心である。




「ちょこん……」。

7月21日(火)
 だんだんおちついてきたのか、ハイドボックスから顔を出すようになってきた。コルクシェル ターの上に頭を乗せて、辺りをうかがっている。
 ちょこんとしたその仕草がカワイイ。




「……」なんで、出てこないの???

7月22日(水)
 一応、名前を考えた末「ジョーカー」と名付けてみた。しかし、どうもしっくりこない。顔 を見ると無茶苦茶ハンサム顔なのだが、雄か雌かも分からないので、いまいちイメージがわか ない。名前の方はもうすこし考えてみようと思う。
 それはそうと、今日はまったくハイドボックスから出てこない。なんで?




匂いを嗅ぎつけ、急に首を持ち上げます。


クンクンと匂いの元を探しているようです。……匂い解るんだよね?

7月24日(木)
 今日は、全員に給餌しようと思い、ファジーとピンクを解凍した。ジョーカー(仮)は、昨 日とはうってかわっての気紛れさでもって、ケージの中をいろいろと動き回っている。
 結局はコルクシェルターのうえにトグロを巻いて落ち着き、辺りに注意を払っているようす がうかがえた。
 それもそのはず、彼のケージのそばでマウスを解凍していたため、その臭いに気がついたの だ。だんだん臭いの方向を見きわめ、しきりにそちらの方向をうかがっている。
 これは「いい感じだ」と思い、しっかり解凍してから大き目のピンクを与えた。
「バシっ!!」っと瞬間的に食らい付き、ゆっくりと飲み込んでいく。
 接写のストレスも感じないのか、堂々とした食いっぷりであった。本当に拒食せずすんなり 餌づいてくれて良かったと思う。
 そしてやはり、近くで見れば見るほど「いい男」である。……そんなこと言ったって、雄 なのか、本当に?




ジゴロも問題なく餌付いてくれて良かった。

8月12日(水)
 結局、ブラキンの名前はその魅力にまけてしまい「ジゴロ」に決定した。いいわがましい が、それぐらい「いい男」なのだ。マジで、クラクラするぐらい(笑)。
 最近は毎回、ピンクを1匹とファジーを1匹のペースで食べ、一昨日、我が研究室にきて一 回目の脱皮をした。湿気が足りなかったのか、皮は頭の方からと、お尻の方からで二つに大 きく切れ、尻尾の先も千切れてしまっている。ちょっと残念だった。
 それにしても、衛生管理部長の命令で蛇の皮をとってあるのだが、一体どうするつもりな のだろう? 全然衛生管理ができていないように思う(笑)。
 いたるところに蛇の皮が引っ掛けてあって、ちょっと無気味な研究室になり つつある。




これぐらいのファジーなら2匹は飲めます。

8月30日(日)
 最近蛇達について気がついたことがある。以前にも書いたが、ハイドボックスで糞をするか どうかと言う話であるが、覚えている方はいらっしゃるだろうか?
 蛇達は、ケージ内の好き勝手な所に糞をする。しかし、ハイドボックス設置当初の見込とし て、巣の中には糞をしないだろうと私は考えていたのだ。
 だが、その見込はあっけなく打ち砕かれ、むしろハイドボックスの中の方が安心だ、とでも 言わんばかりにそろいも揃ってハイドボックスの中に糞をされてしまっていたのだ。
 それが最近、変化が起きた。
 ハイドボックスのなかで、一切糞をしなくなったのである。理由は分からない。木箱の臭 いが嫌だった為にとか、本当に巣にするつもりで心を決めたためとか、いろいろ理由を想像 することはできるが、本当の所は蛇達に聞きでもしない限り分からない。
 ただ、メンテが格段にらくになったのは言うまでも無く、頻繁にウッドシェイブを交換し なくても良くなった。
 このままで落ち着いてくれるといいのだが。



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