飼育日誌 vol.01 [1998年8月28日〜8月31日]




写真は、29日に完成したビバリウム。

8月28日(金)
 今日は友人である鶏冠さんと会うために、私は衛生管理部長を伴って、 一路環状7号線をハチクラに向けて発進。ハチクラでは我が研究室に住む 生き物達の餌と、入荷の噂を聞いたオオヤスデを購入する予定であった。
 約束の時間になると、鶏冠さんがハチクラに現われ、二人でオオヤス デを探すも、見つからず、おそるおそろ店員に訪ねると、オオヤスデの 入荷は無かったとの事。
 しかし、私が失意のどん底にいる脇で、衛生管理部長がなにやら物色中。
 管理部長の眼にとまったのが、D.leucomelasのオレンジ-フェイスであ る。まだ小さめの個体で4匹、小さなケージに押し込められている。飼育 を開始するにはちょうど良いサイズ&個体数である。
 しかし、逼迫した研究室の資金からは到底購入は無理と一度は諦め、餌 を購入後ハチクラをでる。
 ファミレスにて鶏冠さんとお喋りをし、その後の予定のために鶏冠さんが 私たちと別れた後、迷い続けていた私たちは、もう一度見て決めようとハチ クラに逆戻りをしたのであった。
 それが良かったのか、悪かったのか?


必ず、こういうとこに行く奴、いません?


ハエ見てます。


こっちでも、ハエ見てます。


こいつも多分、ハエ見てるんでしょう。

 衛生管理部長自ら、D.leucomelasのオレンジフェイスを4匹購入され、私 に飼育を命じられました。
 当研究室第二のヤドクガエル。
 こうやって、可愛い蛙たちが新たに仲間入りを果したのです。
 現在は、新しいビバリウムを設置予定で、4匹のleucomelasは一時的に ventriのビバリウムに同居中。やはり、衝動買いはよくありません。しか し、この可愛さは理性など簡単にねじ伏せてくれるのです。
 明日には新ビバリウムに引っ越し予定。うまくビバリウムが組め れば良いのだけど……。




まったく、この方達はハエのことしか頭にありません。

8月29日(土)
 今日は、前々から企画を練っていた「簡単ビバリウム」のページ作成のた めと、leucomelasの為に、新しいビバリウムを一からセットした。
 全てのビバリウム用品をWild Skyで買い揃えようと思ったのだが、今回 leucomelasを購入したのが、Wild Skyでなかったため、松園さんにあわせ る顔が無く、手早く買い物をすませて逃げるように帰ってしまった。そん な風だったから、せっかく購入した山ゴケをWild Skyに忘れてしまう始 末。しょうがないので、レイアウトの構想を変えることにし、帰りに熱帯魚 店にてウィローモスと水草、そして腐葉土と赤玉土を購入。
 折からの雨で雲行きも怪しいなか、さっそく研究室の庭でビバリウムの 作成を開始した。
 同時にHP用の写真撮影をしなくてはならず、土をいじっては手を洗い、デ ジカメを使ったらまた土をいじりの繰り返しで、やたらと時間がかかってし まった。
 途中から、某国のテロリスト集団のテロが勃発し、私の手足顔が甚大なる被害を 被った。しかたなく、私はほうほ うの体で研究室に逃げ込み、テロリスト達につけられたキズの痒みをこらえ ながら作業を続けたのである。
 奴等は集団でやってきて音も無く人の手足から血を吸っていくという恐 ろしい連中だ。噛まれたら最後、痒みはまぬがれない。
 しかしても、その後は冷房のきいた室内での作業であったために 作業の効率も良く、順調に進んだ。途中、痒みで集 中力を失い、ところどころ間違えたこともあったが、全て修復可能範囲内で の事であった。


完成してすぐにカエルを入れてしまう、良く無い例。

 いけないこととは思いながらも、Ventri.のことも心配だったので、出来上 がったビバリウムにさっそく蛙を放した。
 蛙たちは落ち着かない様子だったが、昨日も餌をやっていないので、 食わなくてもいいからと思い、ハエを与えてみた。
 すると、よっぽどお腹が減っていたのか、あっという間に集ってきてハエ を食ってくれた。とりあえず一安心である。
 今回は植物が伸びる事を考慮して、植物を少なめにしてみたのだが、私のレ イアウトはどうも貧相でいけない。この次はもう少し頑張ろうと、心のなかで 密かな闘志を燃やし、拳を握り締めた。
 計画当初、このビバリウム作成と一緒にventri.の45cmもセットし直そうと 考えていたのだが、それはあまりに無謀な考えで、言うなればラーメン屋でチ ャーシューメンと塩ラーメンとチャーハンにギョウザを注文するようなもの であると、手をつける前に冷静に判断。
 一日にビバリウムを一つ作っただけでもう、私は腹一杯だったのだ。
 という訳で次は ventri.のビバリウムをリセットの予定。その時はもう少しましなレイアウ トにしたいと思う。




さすがに、ハエのことばっかり考えて食い尽くしただけのことはあり、お腹はプリプリに。

8月30日(日)
 昨日の今日ですでに間違いに気付いてしまった。
 植物が少ない上にシェルターが無いのだ!!
 ventri.の時は、買い過ぎた植物のお陰と、彼らが樹上棲であったために、 シェルターの必要性は感じなかったのだが、今回はバカなことに植物も少な く、その上leucomelasが地上棲でシェルターが必要であると言うことを忘れ、 まったく用意していなかったのだ。
 4匹のうち2匹はアナナスの葉に隠れているが、残りの2匹はそれぞれ、背面 ヤシパネルのふちの影と、網蓋と水槽のフチ(プラスチック部分)の間にでき た隙間に隠れている(最初から2番目の写真参照:あの隙間)。
 週末にはなんとかシェルターの設置と、植物を増やそうと思うので、それま で我慢してくれるといいのだが。




餌場では争わないのが暗黙の了解か? それとも、ハエしか見ていないのか?

8月31日(月)
 昨日はビバリウムの失敗に気付いたが、今度は餌が足りなくなってしまった。
 当然の事ながら、ventri.は前と同じ量を食うわけであるが、その上ventri. よりも身体の大きな食い扶持が4匹も増えたわけであるから、ハエの消費量は軒 並みUPなのであった。
 あっという間の3日間で、満タンの瓶4本分のハエは底をつき、今日は会社の 昼休みにハチクラにてSSコオロギとSコオロギを購入しなくてはならない羽目に 陥ってしまった。
 夜になり、家に帰ってleucomelasにSSコを与えると、むさぼるように食って いた。同時に、土曜日に岡田さんに譲って頂いたオビトカゲモドキにもSコを与 えた。彼も腹が減っていたらしく、すぐに食ってくれて一安心である。
 さて、話をleucomelasに戻すと、やはり2匹は昨日と同じ所に隠れている。
 そのうちの片方の個体は、4匹の内でもっとも身体が大きいのに、 何であんな辺ぴな場所に隠れているのか? それが不思議でならなかった。
 ヤドクガエルは強い順にビバリウムのいい場所を自分 の縄張りにすると聞いているからである。
 まぁ、一概に身体の大きな個体が気が強いとは限らないので、これもアリな のだろうとも思う。
 あぁしかし、週末が待ち遠しい! ごめんよ、leucomelas達!!


ハエのオカワリを背中で要求。ゴ、ゴメン……もうないの、ハエ。





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