飼育日誌 vol.02 [1998年7月3日〜7月11日]
飼育日誌 vol.02 [1998年7月3日〜7月11日]
「おっとこまえやなぁ〜」って、雌だったらどうしよう。
7月3日（金）
早速だが、「ごめんなさい」。シシバナヘビは、全然っ胎生などではなく、卵生でありま した。まったくお恥ずかしい話である。もし私の勘違いから御迷惑を被った方がおありなら、 初心者の過ちと御容赦頂きたい。ご指摘下さったせいさん、阿呆な質問に答えて下さったスッ ポンの化石さん、どうもありがとう。
「こうやって人は学び、成長していくんだなぁ……」などと言い訳しつつ、今日は終わり たい。
ハイドボックスから「にゅう〜」。
7月4日（土）
シシバナは暴れん坊だった。キッチンペーパーをめちゃめちゃにし、水入れの中に正体不明 の物体をばらまく。
しかし、ハイドボックスはお気に入りのようで、良く潜っている。……潜っているのはい いのだが、中に糞をするのは止めて欲しい。
まるで手塚治虫の漫画のような顔だなぁ。
7月7日（火）
カバヴーは結構社交的な性格の持ち主かもしれない。人が見ている前でもケージ内をうろつ くし、カメラを向けても逃げたりしない。さすがはナニワのど根性ヘビである。
やる気だしてます。
7月9日（木）
写真を撮影中、カメラにアタックしてきた。もちろんケージごしだったが、ファインダーをの ぞいていた私は一瞬なにが起こったのか分からなかった。それぐらい突然だったのだ。大人しい と思っていたシシバナヘビも、やはり気が立っていることもあるのだと再確認。
「なに撮ってんねん!!」とでも言いたいのだろう。……いや、ただ単に腹が減っているだけな のかもしれない。
余談であるが、カバヴーがなぜ関西弁なのか誰も聞いてくれないのでくやしいからここに書 いておくことにする。
「西部シシバナヘビ」だから、西部＝関西という訳である。元ネタは私の高校時代の友人のマンガ からだが。
「一人やと、ちょっぴり寂しいねん……」
7月10日（金）
今日、キッチンペーパーを取り替えようとしたら、威嚇が激しくて手がだせなかった。ち ょっとでも指を近付けると、「フシャッ!!」。水入れに手を伸ばすと「フシャッ!!」。蓋を閉め ようとしても「フシャッ!!」なのである。
なぜこんなに威嚇するようになってしまったのか分からない。まさか、カバヴーも 脱皮？ そんな御都合主義がまかりとおるのだろうか??
「はぁ、なんや、喉渇いたわ、水でも飲んだろ」。
7月11日（土）
カバヴーのやつ、2、3日前から急に気が荒い。まるで高校デビューした息子のようだ。しか し、きっとこれが本調子なのだろう。いや、もしかしたら本当に脱皮が近いのかもしれない。
なんだか書いていても訳が分からないぐらい性格が掴めていない。まぁ、飼育を開始してか ら約2週間しか経っていないのだから、これが正直なところである。
今日は「人生ヒネクレ隊」の会合だったため、鶏冠さんが我が研究室にいらしており、カバ ヴーの荒々しい餌食いは鶏冠さんをたいそう喜ばせた。
気の荒くなったカバヴーはちょっとでも指などを近付けると「フシャッ!!」っと鳴き、威嚇 をする。まぁ、別に必要以上にシシバナヘビをハンドリングするつもりもないし、やろうと思 えばハイドボックスに潜っているあいだにケージを掃除することもできるで、これはこれでい いのだが。
スッポンの化石さん、獅子丸さんのすすめも有り、シシバナは潜れる床材の方がいいかと思い、 爬虫類用の砂を買ってきた。しばらく様子を見て、どうにもキッチンペーパーでダメなようなら 使ってみることにしよう。
給餌については、次からはファジー2匹にしようと思う。
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