飼育日誌 vol.04 [1998年11月24日〜12月29日]




向かって右が前回、左が今回。

11月24日(火)
 11月19日(木)にしまちゃんが、我が研究室に来てから4回目の脱皮をした。木曜日の夜の事だったので、その時はさほど大きくなっていないと感じたのだが、一夜明けてみると堂々と脚を広げた姿なども見られ、その大きさに驚かされた。「こ、これはデカい……」と思わせられるデカさなのだ。
 今回は脱皮後の調子が良いのか、土曜日の夜にはコオロギを食べてくれた。その後一日おいて月曜の夜もMコを一匹食べてくれた。そうやって食べるごとに腹部が膨らんでくると、この大きさにまた驚かされる羽目に……。
 今回の脱皮で腹部の模様がよりくっきりし、脚にはS字模様が現われた。成長後にもこの模様が残るのかどうか楽しみである。……デカくなり加減ともども。




指と比較してみるとこんな感じ……。

11月26日(木)
 あれから結局拒食など毛ほどもみせずに、一日おきにMコを1、2匹ずつ食べている。なんで、お腹は順調に膨らみ、いっそうグラマーになってきた。
 昨日ケージの掃除と、床材の全交換をした。その際、しまちゃんを大き目のプラケによけておき、そのしまちゃんを撮影しようと思ったのだが、怯えたしまちゃんのあまりの素早さにこっちが怖じ気付いてしまい、掃除を急いで終らせて元のプラケに早々とお帰りいただいた。
 しかし、動き出してから動きの素早さに圧倒されるなどと言うのは、言語同断なのである。その場でも考えたことだが、これは非常に悪しき思い違いであり、精神的怠惰であった。このような気のゆるみから重大な事故とは起こりうるものなのであり、引っ越しのドタバタの最中であるなどという言い訳など、野生であるしまちゃんにはそよ風ほどさえも影響力がないのだ。
 以後はよりいっそう気をつけねばなるまい。とはいえ、今後はしまちゃんのデカさが気のゆるみなど許してくれないだろうが。



11月30日(日)
 これが大きくなってからの本調子なのだろうか?……と言ってもまだ、全然大きくはないのだが。
 今、我が研究室に来てから4回目の脱皮を終え順調に餌を食っているしまちゃんのレッグスパンは8.5cmである。数字で8.5cmなんてきくとたいしてデカさを感じないものであるが、これがなかなかにデカいものなのである。
 昨日もMコを2匹食べたが、餌を食べるつもりがある時の反応と言うのが面白い。ピンセットで生きたコオロギを近付けると、前脚(?)で素早く「タタタッ!!」と壁面を叩いて相手(餌)を探るのである。そしてその前脚に獲物が触れた瞬間、飛びつき、鋭い牙を突き刺す。まさに一瞬で。これが、食べるつもりがない時だと、コオロギを差し出しても前脚でちょっとつっついて「アチチッ!!」って感じで脚を放してケージの奥に逃げてしまうのだ。
 この特徴は最近掴んだもので、今後の餌やリの目安にしようと思っている。




向かって右が今回、左が前回。この差!!

12月29日(火)
 今日、しまちゃんがうちに来てから5回目の脱皮した。デカい!! 毎度毎度思うことなのだが、本当にでかい。前回の脱皮からほぼ一ヶ月半がたっているわけだが、この成長ぶりには背筋が寒くなりさえする。
今回はたまたま脱皮途中のしまちゃんを発見したのだが、最初いつものようにケージを持ち上げて少し驚かせてしまい、脱皮に失敗しないか不安であった。そんなこともあり、無理に撮影はしなかった。
 2、3日前から脱皮のそぶりは見せていたのだが、その前に大きなケージに移しておくべきだと痛感した。なにせ見ていてとても窮屈そうなのだ。タランチュラ自身が好んで狭い場所で脱皮を行うのなら良いのだが、本来もっと広い場所で行うものなら、ケージが小さくて脱皮不全……なんて事も起こりうるだろう。


なんだか「脚の塊」みたいな怯えるしまちゃんの図。

さて、どんなサイズのプラケに入れたものか……。




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