タランチュラの飼育日誌 vol.04 [1999年5月17日〜5月18日]




ここまでの青をなぜ手に入れたのか?

1999年5月17日
 先日、アンティルが脱皮した。体色のブルーはさらに鮮やかになり、脚までもが輝くブルーに染まっている。果していったい、このブルーは何の目的があってここまでのブルーなのか? 鮮やかなブルー、それは自然界において警戒色なのか保護色なのか、私には解らない。


メキシカンブロンド、きたっス!! 名前なんにしよう……。

 そしてさらに、5月13日に鶏冠さんからメキシカンブロンドを譲って頂いた。この個体はもともとが今井さんのものであったらしく、そこから鶏冠さんが購入したものを、私がさらに購入させていただいたと言う訳である。鶏冠さんから話を聞いた瞬間、私は二つ返事で了解してしまった。なにしろメキシカンブロンドである。もう、断わる理由なんてなにもなかったのだ。
 衛生管理部長殿の渋い顔もこのブロンド美女にはかなわないのである。




我が子の成長を見るのは楽しい。でもなんだか、うちのインディアンはオタクっぽい性格に?!

●しまちゃん(Poecilotheria regalis)
 巨大な蜘蛛と言うものを、突然見せられると、きっと大概の人は驚き恐怖するものなのだろう。しまちゃんのこのデカさは私の友人を驚愕させ、怖がらせるのに充分なものだった。
 私にしても衛生管理部長にしてもしまちゃんを体長1cmぐらいの時から観察し、育てているので、いまでは抵抗なく接していられるが、はたして、最初の瞬間にしまちゃんがこのサイズであったなら、「可愛い」との感情はわいただろうか?
 そんなことを考えてしまう程、しまちゃんはデカくなった。お腹の白いバンドもクッキリとし、確実にインディアンであることを物語っている。
 このまま順調に育ってくれれば、いずれ鶏冠さん所有の個体が雄だった場合、その個体とうちのしまちゃんでブリーディングしようとの計画も夢では無いだろう。




うーさん、潜る前。

●うーさん(Pterinochilus sp.)
 脱皮後、かなりの時間が経っていてじつはもうそろそろ次の脱皮かも知れない。1週間程前から餌も食べない。しかし、姿を全く見ていないので、私自身はかなり緊張している。
 ツノくんの二の舞いにはすまいと思うのだか、気持ちばっかりで実際に何をどうしたらよいのか解らない。私にできることと言えば、巣穴の入口から暗い奥を必死になって覗くことばかりである。ときどきうーさんのお尻がチラリと見えるが、お尻だけ見えてもやはり、それ以上どうすれば良いのかまったく解らない。




お腹が膨れていないので、脚が長く見える。

●アンティルピンクトゥー(Avicularia versicolor)
 脱皮後の餌食いも良好で、アンティルは次第に巣を大きく広げつつある。このダイナミックな巣、美しい造形美、そして機能性。タランチュラたちはいったい何処で巣の張り方を勉強するのだろうか? それとてやはり、個体によって上手い下手(器用・不器用)みたいなのがあるのだろうか? これについては同じ種類を何匹も飼育しなければ解らないことであろう。


アンティルの巣。カップに沿って美しい形状を描く。う〜ん、芸術。

 我が家で言えば、アンティルとうーさんはなかなかの腕が有り、ともすると芸術家肌ではないかと思ってしまう。……あぁ、親バカ、親バカ。
 脱皮したことにより身体はぐんと大きくなり、安心感は2倍にました。先日友人である鶏冠さんが我が家にいらした際、これでは湿気が少なすぎるとアドバイスしてくれた。危ないところである。
 もう1回脱皮したら大きなケージに移そうと思うのだが、この芸術的な巣を手放すのは本人ならずとも惜しいところではある。




お腹がけっこう膨らんでいる。少し食べさせれば脱皮だろう。

●メキシカンブロンド(Aphonopelma chalcodes)
 今井さんの所にいたものを鶏冠さんが購入し、それをさらに分けていただいたタランチュラである。人気美種であるメキシカンブロンドを飼育できることになり、私はかなり浮かれている。こんな幸運を恵んでくださったお二方には感謝感激である。
 個体の方はご覧の通りまだまだ小さく、餌はSコオロギ。ここ2日で集中的に餌を与えたら急激に腹が膨らんできた。この調子でガンガン食べてくれるといいのだが。
 まだまだ体色は幼体色で成体程の美しさはないが、このお尻の黒いマークがなんだか滑稽で面白い。なんでここだけ黒いのか??? 




うーさんの巣。SF映画も真っ青の舞台セットのようだ。

1999年5月18日
 うわさをしていたうーさんが予想通り脱皮をした。今朝、脱皮殻を発見したのだが、綺麗に脱がれた脱皮殻とその横でそっと休んでいるうーさんを見た時、「ほー……」っと安堵の溜め息をついてしまった。
 なんにしても無事でいてくれて良かった。そしてそろそろケージを大きくしなくちゃならないだろう。はぁ、さて、どうしたものか?
 しまちゃんのケージ大型化もままならない状態なのに、いったいどうすりゃ良いのか?



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