飼育日誌 vol.03 [1998年10月18日〜11月8日]




今日はみんなで、北の餌場に行こうと決めました。

10月18日(日)
 ビバリウムがちょっと狭くなってきた。まぁ、もともとそれほど広いとは思っていなかったが、レウコメラスなどの地上棲種は、やはりヴェントリなどと違い、けっこう大きくなり体格もがっしりしてくるので、60cm規格水槽では、全然狭いのだ。とくに植物を植える為にいれた土の厚さに対して水槽の高さが足りないのは深刻な問題である。


デブ、そそっかしそうなデブ。



模様で見分けるなんて……そんなムチャな。


 これはビバリウムをレイアウトする上でも特に重要で、高さがないとうえる植物が制限される上、蛍光灯の熱に負けて乾燥し、枯れてしまうのである。
 次にビバリウムを組む際には使用する水槽の高さに留意しようと思う。




うちのビバリウムはミネラオールですぐ真っ白になってしまう……。

10月31日(土)
 最近はハエが順調によくわいている。それで、ふんだんにハエを与えることができるのだが、ちょっとビバリウムから逃げ過ぎている。ほんとに、憤慨するぐらい逃げ過ぎているのである。
 私はもう、部屋のどこにハエが居ても気にならないし、潰すこともできるが、逃げ出したハエの行く先が困ったものなのである。
 ハエがダニに全滅させられて以来、河村さんの教えに従って水槽にハエの瓶を入れて管理しているのだが、その水槽に逃げ出した餌バエが入って、脂が浮いて固まるほど死にまくっているのだ。
 矢毒や小型の蛙を飼育していて、部屋にハエが逃げ出して困っている人は、30cm水槽に水をはっておいて置けばかなりの数を捕獲することができると思うので、お試しを。
 しかし、これは見ていてそうとうヘコむ光景で、まさにの蠅地獄である。この生き地獄は1週間もほっておくと、死屍累々たるハエセメタリーへと変貌し、堪え難いまでの異臭を放ち始めるのであった。
 寒くなるとダニの発生も治まると言うことなので、もうしばらくしたら水槽管理は一時中断にしようと思っている。
 もうすぐ引っ越しで、ビバリウムもケージごと組み直す予定なので、ハエの逃げ出さないケージを考えなくてはならない。なにせ、食べる前から逃げられてしまっては、蛙もほぞ噛む思いであろう……多分。
 地上棲種やマンテラに与える餌は、ハエよりもコオロギがいいだろうと河村さんと話していた矢先に岡田さんからも同じような話をうかがい、私もレウコメラスの餌にできる限りコオロギを与えようと思っている。しかし、これもまた現状ではかなりの数が逃げ出してしまうので、要改善なのである。
 もうすぐ今年も終わりである。この一年を無駄にしないよう、新規ビバリウムには色々なアイデアを盛り込もうと思う。
 しかし、予算に問題が……。




瀬山さんちの巨大ビバリウム。
「圧巻!!」……大きな画像は後日オーラタスのページにて。
左下にはオーラタスが、右下はビッタータス。

11月8日(日)
 今日、瀬山さんの所から、D.auratus5匹が我が研究室にやってきた。これは、ゆえあって鶏冠さんの分3匹と私の分2匹を、私のビバリウムで一時的にキープすることになったものである。
 そしてオーラタスを引き取りに瀬山さんのお宅にうかがった私は、瀬山さんの巨大ビバリウムを生で見ることが出来たのである。
 この瀬山さんの巨大ビバリウムであるが、一口に「巨大」だけでは言い表すことなどできるはずもなく、ハッキリ言って筆舌しがたい素晴らしさであった。
 そこに半身をつっこんでオーラタスを追いかけている時、私はまるでコスタリカのジャングルにいるような気分であった。
 精神力と想像力の拮抗がくずれ、精神がトリップしたのである。もともと音楽でも小説でも、聴いたり読んだりするうちに想像がまさってトリップするのは良くあることなのである。
 それはさておき、大変貴重な体験をさせていただき、ほんとうに感謝している……できるならもう一度、いや二度、三度……。


これが我が家のビバリウム……ちんまい!!



狭いながらも楽しい我が家……と、思っているかどうか???

 そのオーラタス達であるが、詳しくは近日公開するとして、今日のところは入れた矢先でもあることで、先住のレウコメラスにいじめられたりするのではないかと心配したが、問題はなかった。
 個体どうしの大きさについて、それほど差がないかと思っていたが、レウコメラスの方が明らかに大きく、攻撃はしないものの餌をとる競争には負けてしまうだろう。これにはビバリウムの大きさも重大な原因であるが、しばらく辛抱してもらうしかない。
 ただ、ビバリウムが広すぎても、先住のレウコメラスばかりが餌をとってしまうと言う状況は、環境に慣れているかいないかの差があるので変わらないと思われる。


蛍光燈の熱で苔が乾燥して枯れてしまう。
小さいケージの弊害か、それとも工夫が足りないのか?!



写真は2枚とも同一の個体。けっこうオレンジでしょ。

 良いか悪いか知らないが、レウコメラスはそうとうデブになり、動きも「ノソッ、ノソッ」っとしてきた。
 背中のオレンジ色が強く出ていた個体は、そのオレンジ色が蜜をかけたように濃くなり、成体になるにつれ色が薄れるのではないかと思っていたのを払拭してくれた。
 このレウコメラスを、なんとか来年春頃には繁殖させたいと思っている。殖えた蛙たちで恩返ししなければならない人が、私には沢山いるのだ。


考えるデブ……。ふんばってるだけだったりして(笑)。



オマケのオーラタス。まだちょっと臆病。





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