飼育日誌 vol.09 [1998年5月6日〜5月23日]




これが噂の黄色いキノコ。


元ビバ、今ビバ。


5月6日(水)
 あっというまにGWが終わった。ほとんどゴロゴロしていたのだが、POISON-ARROW FROGS の翻訳が少しだけ進んだ。
 元ビバリウムには黄色いキノコが生えてきた。なんだか「ポールのミラクル大作戦」み たいな雰囲気のキノコである。どうせならベニテングダケでも生えてくれれば、「トキタ のミラクルトリップ大作戦」が実行できるのに……と、残念に思う。しかし、キノコが生 えようが、虫がわこうが、資金的な問題でしばらくはこのまま放っておくしかない。
 余談であるが、サンタクロースの赤と白の衣装は、ベニテングダケの赤白のカラーリン グからきているそうだ。
 雌ガエルに関しては、ここ2、3日まともに姿を見ていない。ぶりっと太っているので、 状態はまずまずだと思う。
 仔ガエルはハエを食べているらしく、ちょっと太ってきた。早く大きくなって欲しい ものである。
 このHPも、既に5MBを超えつつあり、これ以上このスタイルで続けていくのは困難な 状況となってきた。実践データの積重ねが、このHPの売りなのだが、このままでは20MB、 30MBと容量を食ってくるのは眼に見えている。ただいま対処法と新スタイルのHPを模索中 である。


萎れたキノコ。




仔蛙。

5月7日(木)
 仔ガエルをケージから出して、少々強引に写真を撮った。ついでに体長を計ってみたが 10mm程度と、あまり成長していないようだ。
 雌ガエルの姿は相変わらず見る事ができず、ヤキモキすること然りである。
 先日JFROG NETで乾燥卵の話題があった。乾燥した矢毒ガエルの卵に水分を与えると、 再び発生が始まるという事なのだ。「もしかして蛙も?!」と思い、ミイラ化した雄ガエル を水に浸けてみたが、3時間待ってみても生き返りはしなかった。しかたなく、ふやけた 雄ガエルをそのまま埋葬した。安らかに眠って欲しい。



私の見ていない所で動き回る雌蛙。


隠れてるけど、撮ってやる!!


5月8日(金)
 私の家族に訊いたところ、雌ガエルは昼間、活発に動き回っているという事だっ た。しかし、相変わらず私はその姿を見る事ができず、したがって写真も撮れない でいる。明日仕事が入らなければ、蛙の撮影もできるだろう。
 仔ガエルの方はやたらと活発で、プラケースの中を、まさに縦横無尽に駆け回 っている。以前のサラマンダーではないが、なにか逃げ出したくなるほど環境が悪 いのではないかと心配になるくらいだ。
 そしてなんと、我が研究所に、突如、グッドニュースが飛び込んできた!!
 JFROG NETのメンバーである岡田さんから、 D.ventrimaculatusの雄ガエルを貸し ていただける事になったのだ!!
 凄く嬉しい。詳細はまだ決定していないが、本当に天の助け、「捨てる神あれば、 拾う神有り」である。
 雌ガエルの方は準備万端なので、ここへ雄ガエルが導入できれば、産卵は確実な ものと思える。



花、咲きました。

5月10日(日)
 先日、ビバリウム内のグズマニアの花が咲いた。赤から黄色のグラデーションが かった房(?)の先が開いて、小さな花が咲いたのだ。この房みたいなものが花だ と思っていたので驚いた。この花から種がとれるらしいのだが、根の近くから子株 も生えているので、種でも子株でも殖えるというのは植物では良くある事なのか、 とても疑問である。植物の事は、他の事にもまして全く無知なので、もしかしたら 度外れなことを書いているのかもしれない。恥ずかしい話である。
 そんな無知のわりには食虫植物を始めようかなどと考えてもいる。日本には何種 類入っているのか分からないが、とりあえず何種類かはショップで見かけるので、 手ごろなものから始めてみようと思う。
 蛙と一緒は無理かな?



やっとでてきた仔蛙。

5月16日(土)
 このあいだ仔ガエルがハエを食べるのを確認した。これでちゃんと食べている のが分かり、安心できた。体型についても随分しっかりしてきたので見ていて、 これも安心できる。
 雌ガエルの太りっぷりもガラス面を登れないほどに素晴らしく、来週の土曜日が 待ち遠しい限りだ。



新しい仔蛙用プラケビバリウム。

5月20日(水)
 随分とあいだがあいた気がするが、雌ガエル、仔ガエルともその後の経過は順調である。
 仔ガエルのプラケースを新しくし、中もビバリウム風にしてみた。湿度が高いために中 の様子はあまり見えない。蒸れ過ぎるのでラップをやめたのだが、おかげで今度はハエの 逃亡が多くなり、部屋中がハエだらけになってしまった。
 蓋をアルミメッシュなどでカスタムすればいいのだろうが、アルミメッシュが近所のホ ームセンターに売っていないのだ。今度はもう少し探す範囲を広げてみようと思う。
 ハエの発生の鈍さについては未だ原因が分からない。多分蒸れのためと思う。同時にダ ニが発生したが、こちらもそれほど害があるわけではないらしい。季節の変わり目は人間 同様、ハエにも厳しいという事だろうか?
 だったら是非、「ぼくらはみんな生きている」にハエも加えて欲しいものである。オケラ やアメンボにまけている場合ではない。
 先週ぐらいまではハエの発生が無く、「これはまずい!!」と思っていたが、そのあと小数 なりとも発生が始まり一安心しているところだ。
 仔ガエルの体長は未だ11mmと小さい。ハエが食べられるのが不思議なくらいの小ささだが、 とりあえず太るのが先決らしく、だんだんとおデブになってきた。
 今週末には雄ガエルを貸していただける予定なので、とても楽しみだ。今後はまた雄と 雌の求愛、繁殖行動なども、新たな発見とともに報告できる事と思う。



ジャンジャ、ジャ〜ン、岡田さんの雄蛙到着!!

5月23日(土)
 今日は我が研究室、衛生管理部長殿のお誕生日である。おめでとう部長。
 さて本日、Wild Skyにて岡田さんにD.ventrimaculatusの雄を貸して頂いた。お店 では河村さんと、杉山さんにもお会いでき、とても嬉しかった。杉山さんとは話らしい 話もできずに、あとから後悔している。ハエや蛙、ヘビの事など色々聞きたいとは常々 思っていたのだが、突然だったこともあり、私の人見知りな性格がそれを許さなかった のだ。またこういった機会に巡り合えたら、その時には是非お話を伺いたいと思う。
 貸して頂いた岡田さんの雄ガエルは、死んでしまった私の雄ガエルよりハンサムな顔 をしている。眼光鋭く、端整な顔をしているのだ。うちにいた雄ガエルは、まだ子供っ ぽい顔だった。


雄蛙、ビバリウム内を探索中……。


 雄ガエルは暑さの為に多少脱水症状を起こしていたのか、ビバリウムに放すと、すぐ にグズマニアの葉腋に溜まった水の中に潜っていた。頭から浸かっていって完全に水中 で2、3秒過ごし、身体を入れ替えて頭から出てくる。この、時間にして5、6秒の動作を 2〜3回繰り返してから、本格的にビバリウム内を動き回り始めたのだ。まるで旅行から 帰ってきて一風呂あびたおやじのようである。水に浸かって顔だけ出しているショット が撮影できなかったのが悔やまれる。
 この動作は水場で糞をするサラマンダーと同じく、失われた体内の水分を補給した ものと思われる。
 その後、ハエを与えるとすぐに食べてくれたので、輸送の暑さにも耐えてくれたよ うだった。
 こんなハンサム君に、うちのデブった雌が気に入ってもらえるかどうか心配だ。

※Wild Skyでお会いした際に、私は少々浮かれてしまい、岡田さんに失礼がありました ことをここでお詫びさせて下さい。
 本当にごめんなさい。雄ガエルの件、深く感謝しております。礼儀の足りなかった ことをお許し下さい。
 お貸し頂いた雄ガエルは大切に預からせて頂きます。お返しする際には、決してお借 りした状態より悪くなる事の無いよう気合いを入れて飼育します。

2匹の愛の巣……となるか?




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